1月25日放送のTBS『東京VICTORY』に男子競歩の鈴木雄介選手が出演する。
2015年に20キロ競歩の世界新記録を樹立し、2019年には世界陸上の50キロ競歩で優勝した鈴木選手は『世界で最も速く歩く』アスリート。
番組では鈴木選手が最もこだわっている「きれいなフォームで歩くこと」に注目。国際大会でも反則で2割近くの選手が失格するなか、競歩を始めた中学生のころから今まで1度も失格がない鈴木選手の歩きに迫る。
放送は1月25日(土)、朝7時から。
次回の #東京VICTORY は
世界一速く歩く男#競歩 #鈴木雄介 選手
2019年世界陸上ドーハ
50km競歩で金メダル
東京五輪金メダル候補ですスタジオでは
知られざる競歩レースの舞台裏、
勝つための秘策等
競技の面白さ、そして鈴木選手の魅力に迫ります競歩のコツも伝授してもらいましたよ pic.twitter.com/naKyErKoS1
— TBS 東京VICTORY (@tbs_tokyo_v) January 20, 2020
「最も過酷な競技」とも称される競歩
競歩がオリンピックの正式種目になったのは1908年ロンドン五輪から。歩く速さを競う競技のためレース中は歩き方が厳しく審査される。
常に左右どちらかの足が地面に接していなくてはならず(ロス・オブ・コンタクト)、前に振り出した脚が地面についてから腰の真下に来るまで、膝が曲がってはいけない(ベント・ニー)。
レース中に3人以上の審判員から違反の警告(レッドカード)を受けると失格になる。選手も歩型には気をつけているが、スピードを上げようとすると駈け出したくなる。そこをグッと堪えてゴールまで歩き続けるのが競歩だ。
歩くといってもそのスピードは想像以上に速い。フランスのヨアン・ディニス選手が持つ男子50キロ競歩の世界記録3時間32分33秒を、マラソンの42.195キロ地点での記録に置き換えると約3時間。
フルマラソンを3時間以内で走るランナーは、大型の大会でもごくわずかしかいない。このスピードを保ったまま歩き続ける競歩は「最も過酷な競技」とも称される。