1月19日に卓球の全日本選手権が行われ、女子シングルスで早田ひな選手が初優勝を果たした。
早田選手は大会連覇中の伊藤美誠選手と準決勝で対戦。前年は準決勝で0-4のストレート負けを喫した相手に、最終第7ゲームまでもつれた激闘を4-3で制して決勝に進出した。
決勝では5度目の優勝を目指した石川佳純選手と対戦。サウスポー同士の対戦は早田選手が3ゲーム連取でリード。第4ゲームを石川選手に取られるが、落ち着いて第5ゲームを奪い返した。
常に一緒だった伊藤美誠の存在
早田選手は伊藤選手、平野美宇選手と同じ2000年生まれで黄金世代の一角だが、これまでダブルスの実績が先行してシングルスでは大きなタイトルがなかった。全日本初優勝が決まった瞬間はコート上で涙を流し喜んだ。
優勝者インタビューでは「応援してくれた人に恩返しができた」と感謝を口にする。
「これまで苦しいことだったりとか、頑張っても頑張っても結果が出ないときというのが凄く多かったけど、常にたくさんの方が応援してくれていたので恩返しできて良かったなと思ってます」
前日の女子ダブルス決勝では伊藤選手とのペアで3連覇を達成した。インタビューでは盟友であり、同世代のライバルでもある伊藤選手への特別な想いも口にした。
「伊藤選手とは常にダブルスを組んでいたりとか、普段の練習から常に一緒にいる仲間ではあるんですけど、試合のときはライバル。美誠の存在があったからこそ私はここまで来れたと思っているので、この優勝を糧に頑張りたいです」
石川佳純との決勝は「めちゃくちゃ楽しかった」
決勝では経験豊富な石川選手と対戦した。序盤から積極的に仕掛け続けた早田選手は、日本一に向けて「試合を楽しもうと思っていた」と心構えを語った。
「石川選手は全日本の決勝を何度も経験して何度も優勝している選手。私は決勝というのが初めての舞台だったので、しっかり楽しむこと、そして石川選手とは初めて対戦するくらいの気持ちで向かっていきました」
インタビュアーから「楽しめましたか?」と質問されると、早田選手は「めちゃくちゃ楽しかったです」と破顔した。
【#早田ひな 優勝インタビュー】
19歳早田、#伊藤美誠 #石川佳純 を連破!特集記事や試合結果など掲載中
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