インプレスは、福岡ソフトバンクホークスで投手として活躍した斉藤和巳氏の半生を綴った「野球を裏切らない――負けないエース 斉藤和巳」を発売した。
「野球を裏切らない」は、沢村賞2回、生涯勝率.775の記録を持つ負けないエース斉藤氏の半生を綴った初の書籍だ。斉藤氏のロングインタビューを軸に、王貞治氏、尾花高夫氏、白井一幸氏、小久保裕紀氏、林孝哉氏、的場直樹氏、杉内俊哉氏、アマチュア時代の恩師や両親、リハビリ期間の恩人などの証言を掲載している。
斉藤氏は2003年に先発ローテーションに定着し、20勝をマーク。最多勝、最優秀防御率、最高勝率、ベストナイン、沢村賞などタイトルを総なめにしてチームのリーグ優勝、日本一に貢献した。2005年は16勝1敗、2006年は18勝5敗で投手5冠を獲得したが、その後、度重なる肩の故障により、長期離脱。6年間のリハビリ期間を過ごしたが、マウンドに戻ることなく2013年に現役を引退した。
同書では、多くの関係者の証言をもとに斉藤氏の知られざる真実に迫っている。344ページ、四六判。価格1,800円(税抜)。
《美坂柚木》
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