「これが俺の見たかったものだ」「原作を忠実になぞってるのにギャグ漫画に見える」など、株式会社テトラの作った「『彼岸島X』特別編【3分でわかる彼岸島】」がSNSで話題だ。
『彼岸島』は松本光司による同名漫画を原作に、過去にはアニメ化、ゲーム化、実写ドラマ・映画化もされている人気作。吸血鬼たちの住む島で主人公の宮本明と仲間たちが戦い、脱出を目指す様子が描かれる。
2016年からショートアニメとしてYouTubeで公開されてきた同シリーズ。これまでも毎回違う声優が作中の人物をひとりで演じてきたが、今回は『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役や『銀魂の』桂小太郎役で知られる声優の石田彰が全キャストを務める。
単行本33巻分の話を3分でまとめたため、かなり無理のある要約になっているが大筋では間違っていない。本土での吸血鬼との戦い、彼岸島に乗り込んで囚われるも脱出、明の兄との再会など原作通り。しかし話が進むと「丸太があればだいたいどんな状況でも乗り切れるようになった」「味噌だけは必ず持ち歩いている西山は初めての豚汁を作った」など、原作未読者は混乱し、既読者は「凄ェ!」「でかした!」と叫ぶ展開が入ってくる。
実際に見た人からは「凄ェ!さすが彰!」「大体あってる」「初めてこの作品を見たのですが、これは主人公が吸血鬼を倒すために丸太と豚汁を上手く使って戦う作品という認識で良いんですか?」「あそこで彰さんが猛烈な演技しているんだ!」「お前ら! 丸太は持ったな?!」「丸太と豚汁のインパクトが強すぎる」などのコメントが寄せられている。
《岩藤健》
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