バイエルン・ミュンヘンがチーム再建のためユップ・ハインケス氏に現場復帰を要請した。ハインケス氏は過去に3度バイエルンを率いて大きな成功を収めた。特に2013年にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制して、ドイツ史上初の三冠を成し遂げている。
アンチェロッティ監督の後任人事にはホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督や、昨季までボルシア・ドルトムントを率いたトーマス・トゥヘル監督の名前が挙がっていた。しかし、なかなか話し合いがまとまらず、シーズン途中での要請ということもあって難航していた。
そこでクラブは2009年にもユルゲン・クリスマン氏の解任に伴い、シーズン途中から指揮を執ったことがあるハインケス氏に監督就任オファーを出した。現在72歳のハインケス氏だがバイエルンからのオファーを認め、「健康面では問題ない」とコメント。ただ、2013年に監督業から引退して現場を離れているため、「この4年間でサッカーも変わった。状況を分析する必要がある」と慎重だ。
《岩藤健》
page top