フォルクスワーゲングループは9月27日、ドイツの「ITバーチャルエンジニアリングラボ」において、バーチャルコンセプトカーを使用して次期『ゴルフ』を開発している、と発表した。
バーチャルコンセプトカーとは、実際に車両を製作することなく、エンジニアが複数のコンピュータに接続された仮想現実(VR)ゴーグルを装着して、新車開発を行うもの。
次期ゴルフの開発においては、例えばエアロダイナミクス性能の確認・評価に、バーチャルコンセプトカーを使用。VRゴーグルを装着したエンジニアには、現行ゴルフをベースにした次期型のテストカーが見える仕組み。
また、バーチャルコンセプトカーは、開発コストを抑える効果を発揮。クレイモデルや開発プロトタイプ車両などの台数を減らすことが可能になる。同社によると、幅広いモデルレンジを持つフォルクスワーゲンブランドにとって、大幅に効率性を向上させることにつながるという。
《森脇稔@レスポンス》
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