筑波大学、天皇杯16強敗退…Jチーム連破も「快進撃とは思っていない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

筑波大学、天皇杯16強敗退…Jチーム連破も「快進撃とは思っていない」

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サッカーボール イメージ
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男子サッカーの天皇杯4回戦が9月20日に行われた。カシマサッカースタジアムでは筑波大学と大宮アルディージャが対戦。大宮が清水慎太郎の2ゴールで2-0の勝利を収めている。

1回戦でY.S.C.C.横浜(J3)、2回戦でベガルタ仙台(J1)、3回戦でアビスパ福岡(J2)を破り勝ち上がってきた筑波大。アマチュアでは唯一のラウンド16入りを果たした。もしベスト8進出なら大学勢ではJリーグ発足後初の快挙になるが、前半28分にPKを決められ先制を許す。

それでも筑波大は怒濤の反撃を開始。ジュビロ磐田への入団が内定している中野誠也を中心に同点ゴールを狙って攻めた。後半28分には中野のシュートがクロスバーを叩き真下に落ちる。ゴールラインを割ったようにも見えたが審判の判断はノーゴール。

好機を逸すると同40分に追加点を奪われ敗れた。

やるべきことをやって、勝つべくして勝ってきた16強



大きな注目を集めるなかで迎えた4回戦。だが土曜日に関東大学サッカーリーグがあったため「実質、準備できたのは昨日の1日くらい」と小井土正亮監督は会見で振り返る。限られた時間で入念にチェックしてきたのはセットプレーの守備だった。

「Jリーグとの一番の違いは、私はセットプレーの質だと思っています。前半、何本もCKやロングスローでピンチを作られた。そこでやらせないようにという準備はしてきました。戦術的には相手のメンバーがまったく見えなかったので、まず自分たちがやるべきことを普通どおりにやろうということで、特に準備したつもりはありません」

Jチームを3連破して勝ち上がってきた筑波大だが、小井土監督は「やるべきことをやった結果」と胸を張る。

「正直『良かった』という感想よりも、『もっとできたんじゃないかな』という、私自身の後悔というか反省があります。そもそも快進撃とは思っていません。全員がやるべきことをやって、試合をご覧になった方がどういう感想を持つか分かりませんけど、勝つべくして勝ってきたと自分たちは思っています」

本気で戦って負けたことが最大の収穫



大宮戦でも自分たちのやるべきことはできたが、ゴール前での質に差があったと次回への課題も挙げた。

今後につながる収穫はとの問いには、「本気で準備をして負けたという経験」と答えている。

「本気で準備して、本気で臨んだけど負けたという経験が収穫だと思います。ここから選手たちが何を感じて、次にどういうリバウンドを見せてくれるのかを私も楽しみにしたいですし、何よりこの本気の試合を経験できたことが収穫なんじゃないかなと思います」


この試合にファンからは、「筑波よくやった」「残念。これからも頑張ってください」「中野のゴールは判断が分かれるところだね」「この試合を置いといても人間の目だけで判断するのは限界がある。判定システムの導入は考えないとね」などの声が寄せられている。
《岩藤健》

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