DeNAが首位の広島相手に連夜のサヨナラ勝ちを飾った。8月23日に横浜スタジアムで行われたDeNA対広島の19回戦、DeNAは最大5点差を逆転し7-6で勝利している。
●DeNAが最大5点差を逆転、広島に連夜のサヨナラ勝ち「ロペス神ってる」
二回までに5点をリードされたDeNA。しかし、三回に先発投手のジョー・ウィーランドが自ら反撃の口火を切る2号ラン。この回さらにホセ・ロペスの適時打で1点を返した。
五回表に1点を奪われたDeNAだが直後に筒香嘉智が、あと一歩で場外という特大の21号ソロを放ち食らいつく。1点ビハインドの最終回2アウトからはロペスの2夜連続となる同点アーチ。
延長に持ち込んだDeNAは十回に戸柱恭孝が粘って四球。送りバントもあり得る場面だったが、アレックス・ラミレス監督は梶谷隆幸に打たせていった。この期待に梶谷がサヨナラ適時打で応えた。
「トバ（戸柱）走って！」と思いながら打球の行方を見ていた梶谷。ヒーローインタビューではサヨナラの場面を振り返り、「戸柱が出たときはバントかなと思いましたけど、監督が僕を信じて打たせてくれたことに感謝しています」とコメントした。
ラミレス監督も九回、十回に好リリーフを見せて白星を挙げたエドウィン・エスコバー、土壇場で同点弾を放ったロペスなど活躍した選手の名前を試合後に挙げたが、「やはり誰がヒーローにふさわしいかと言えば、試合を決めた梶谷でしょう」と決勝の一打を褒め称えた。
劇的な勝利で連勝したDeNAにファンからは、「98年を思い出させるような勝負強さ」「最後まであきらめないことが結果につながったと思いました」「最高の試合を連夜にわたり、ありがとうございます」「首位広島に対して本当に素晴らしい試合でした」などの声が寄せられている。
《岩藤健》
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