試合は前半12分にクリスチャン・プリシッチが敵陣でボールを奪取。そのままゴールを決めてドルトムントが先制する。だがバイエルンも同18分に味方のパスでヨシュア・キミッヒが最終ラインの裏に抜け出し、右サイドから送ったクロスをロベルト・レヴァンドフスキが押し込んだ。
立ち上がりから激しいプレスを仕掛けて主導権を握ったドルトムント。だが前半途中からバイエルンも対応し始め、徐々に試合のペースがバイエルン寄りになっていく。
両チーム追加点がなく1-1で折り返した試合は後半26分に動いた。バイエルンに攻め込まれた危うい場面を防ぎ素速くカウンターに転じたドルトムント。ウスマン・デンベレからのパスを受けたピエール＝エメリク・オーバメヤンが、GKの頭上を越す技ありゴールで追加点を挙げた。
自エリア内でボールを奪い返してから12秒で得点を奪う電光石火の一撃だった。
これで決着したかと思われたが同43分、エリア右すぐ外からのFKでバイエルンがリスタートすると、ゴール前の混戦からキミッヒのシュートが相手のオウンゴールを誘発して追いつく。
試合は延長なしでPK戦に突入する。両チームふたり目まで決めるが先行のバイエルンは3人目のキミッヒが失敗。この試合三たびドルトムントがリードする。だがドルトムントも4人目のセバスティアン・ローデが失敗。4-4で迎えた6人目はバイエルンが成功したのに対し、ドルトムントのマルク・バルトラはキーパーに止められた。
