マーカス・ウィリスの快進撃再び、今年はダブルスで前回王者から大金星 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

マーカス・ウィリスの快進撃再び、今年はダブルスで前回王者から大金星

スポーツ 短信
マーカス・ウィリス 参考画像(2017年7月5日)
  • マーカス・ウィリス 参考画像(2017年7月5日)
マーカス・ウィリスが再び聖地ウィンブルドンで快進撃を演じている。男子ダブルス2回戦にジェイ・クラークとペアを組んで出場したウィリスは、昨年覇者で第2シードのピエール=ユーグ・エルベール/ニコラ・マウー組を3-6、6-1、7-6、5-7、6-3で破った。

格上のペアに第1セットを奪われたウィリス/クラーク組。だがあきらめず第2セットを奪い返すと、その後は接戦に持ち込みフルセットの末に大金星を挙げた。

「なんと説明して良いのか分からない。我々は素晴らしいプレーをした。観客も後押ししてくれた。本当に言葉が見つからない」

前回王者を破ったウィリスは、この勝利が自分でも予想外のものだったと語る。

「おそらく負けるだろうと思っていた。だが接戦に持ち込めるとも思っていた。サービスゲームをキープできれば、どんなことだって起こる可能性がある。私たちはいくつかのリスクを冒したが、それは報われた」

昨年のウィンブルドンで予選の予選から勝ち上がり、シングルス2回戦でロジャー・フェデラーと対戦したウィリス。地元のテニス教室でコーチを務める世界ランク770番台の選手が、ウィンブルドンのセンターコートでフェデラー対戦する。このシンデレラストーリーに世界中が注目した。

【THE ATHLETE】聖地でフェデラーと対戦…世界772位“太った負け犬”マーカス・ウィリスの挑戦

シングルスでは予選決勝で敗れ2年連続出場を逃したが、ダブルスでワイルドカードを獲得して本大会に戻って来たウィリス。再びウィンブルドンを熱くしている。


ウィリス/クラーク組の大金星にテニスファンからは、「予選で負けて今年はドラマがないと思ってた。まさかダブルスで出てくるとは」「見ていてワクワクする選手」「とにかくテニスを楽しみながらプレーしてる姿が印象的だった」「マウ/エルベール組に勝つのはすごい」などの声が寄せられている。
《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top