全仏オープンテニス女子シングルスで優勝したエレナ・オスタペンコ。ノーシードからシード選手を次々に破って勝ち上がると、20歳の新鋭は決勝でも第3シードのシモナ・ハレプを4－6、6－4、6－3で下した。
ノーシードからの優勝はオープン化以降では史上初。偉業を成し遂げたオスタペンコは、あどけない笑顔で全仏女王になった実感はまだないと語った。
「グランドスラムで優勝したなんてまだ実感できません。でも、本当に自分がしたことに満足しています。子供のころからの夢だったんです。この大会を見ていたし、今年は私が優勝したんです。本当に嬉しい」
これまでツアーレベルでの優勝がなかったオスタペンコ。初優勝がグランドスラムは男女を通じても1997年に全仏オープンの男子シングルスバーを制した、グスタボ・クエルテン以来となる。
クエルテンが全仏オープンで優勝したのは1997年6月8日。奇しくもオスタペンコの誕生日だった。
《岩藤健》
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