レッドブル・エアレースの心臓部となるのが「レーストラックを一望できる場所に置かれる」というコントロールタワーだ。レース自体の進行はもちろん、会場内におけるイベント等のコントロールもこのタワーで行われている。
コントロールタワーの構造物は船舶用コンテナを改造したものが使われており、それ自体がエアレースの競技用の機体などと同様に世界を転戦している。大きな窓に面した前方席でエアレース(航空用)の、後方で地上イベント等の管制を実施しているそうだ。
エアレースのスタッフに加え、開催国の航空行政事情に詳しいローカルスタッフをアドバイザーとして配置しており、日本では室屋義秀選手の会社(パスファインダー)がそれを担当している。千葉大会が行なわれる幕張海浜公園の上空は羽田空港への過密な進入経路となっているが、エアレースの競技機が羽田を離着陸する航空機の運航に支障を与えないよう、使用する高度を厳密に管理している。
コントロールタワーの公開は限定的に行われていて、報道向けの枠は1日あたり20人(1回あたり10人の枠で、これを1日2回開催)。心臓部なので仕方ないことかもしれないが、非常に狭き門だった。
【レッドブル・エアレース千葉】エアレースの心臓部、コントロールタワーも限定公開
《石田真一@レスポンス》