イングランド・プレミアリーグを4位で終え、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したリバプール。久しぶりに欧州最高峰の戦いへ復帰する古巣に、元スコットランド代表のガリー・マカリスター氏も安堵する。
プレミアリーグのトップ4争いは最終節までもつれた。リバプールは勝ち点1差でアーセナルを抑えて4位だったが、最終節の結果によっては逆転される可能性もあった。しかし、リバプールはミドルスブラに3-0で勝利し、アーセナルの追撃を退けて4位以内を確定させた。
「素晴らしいことだと思う。プレッシャーのある状況だったが最終的にやってのけることができた。緊迫するような場面もあったが最後は快勝で終えることができた。大きな意味を持つことだと思う」
CL出場はクラブの財政面だけではなく選手補強にも影響を与える。CLの価値が高まったことにより、トップ選手はCL出場権のないクラブへ行きたがらない傾向にあるからだ。
「補強の面に関して言えば、選手をクラブに惹きつけることができる。選手をリバプールに呼ぶために何かを言う必要があるわけではないが、CLでの戦いというニンジンをぶら下げることは、どの選手を連れてきてチームを改善するかということで大きな違いを生むことになるだろう」
プレミアリーグでも複数のクラブが補強を考えており、移籍市場も厳しい戦いが予想されるとマカリスター氏。競合クラブに勝つためにもCL出場権を獲得できたことは大きい。
《岩藤健》
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