カフェ店員が35万人のフォロワーを持つスターに…『UpLive』の可能性 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

カフェ店員が35万人のフォロワーを持つスターに…『UpLive』の可能性

イベント 文化

イベントの様子もUpLiveにて配信された
  • イベントの様子もUpLiveにて配信された
  • オリジナル曲を含むライブ
  • 葉山柚子さん
  • イベントのスタートは自身の物語を描いた紙芝居だった
  • 葉山柚子さん
  • 葉山柚子さん
  • カフェ店員が35万人のフォロワーを持つスターに…『UpLive』の可能性
  • カフェ店員が35万人のフォロワーを持つスターに…『UpLive』の可能性
インターネットが発達し、さまざまな形で“自分”を発信できるようになった現在、誰もがスターになる可能性を秘めている。カフェ店員を務める日本人が、たった4カ月で35万人のファン(フォロワー)を持つスターになった。

■世界1000万DLを誇るライブ配信サービス『UpLive』

アジアを中心に展開するグローバルライブ配信アプリ『UpLive(アップライブ)』は2016年夏のリリース以降、世界で1000万ダウンロードを誇る。同年秋から日本にも参入して市場を広げている。誰でも配信者として登録ができて、スマートフォンから簡単に配信可能だ。

ライブ配信中は視聴者から「コメント」や課金システムの「ギフト」が配信者に送られてくる。視聴者はコメントでコミュニケーションを図り、ギフトを購入することで配信者への貢献度を上げていく。ランキング化される貢献度は、上位にランクインするほど配信者の目に留まりやすくなる。

ギフトにかける金額が大きいほど目立つ演出となり、配信中に直接レスポンスをもらいやすい。台湾で絶大な支持を得ている台湾人のLennaさんは、一定額のギフトを送ることで招待される限定LINEグループを介し、毎月ファンとのオフ会を開催している。

右肩上がりで成長し続けるUpLiveで、日本人人気No.1人気を誇るのは、葉山柚子(ゆうこ)さんだ。日本在住でカフェ店員の仕事を持つ26歳の彼女は、ライブ配信のギフトでの売上は3ヶ月で1000万円以上にもおよぶ。

葉山さんのライブ配信の様子(提供:UpLove)


しかし35万人ものフォロワーを持つ彼女の名は、日本で耳にすることはほとんどない。彼女のファンは、台湾や中華圏を中心とする全世界の人々だ。

■ファンと初めての交流

葉山さんは4月22日、初めてのファンイベント『Taipei Yuko Meetup(2017 葉山柚子 台灣粉絲面會)』を台湾の台北市内で開催した。

約50人ほどがイベントを見守った


来場したランキング上位のファンの中には、日本人の姿も見られた。紙芝居やオリジナル曲を含むライブ、クイズ大会のほか、勝てば葉山さんの私物がプレゼントされるビンゴ大会も実施され、中身の濃い2時間となった。

イベントのスタートは自身の物語を描いた紙芝居だった

大盛り上がりとなったクイズ大会

葉山さんは配信を重ねるうちに少しずつ覚えた中国語を交えながら、現地のファンと交流。ノートを見ながら懸命に中国語を話す場面も見られ、「ずっと会ってお礼を言いたかったので、今日は本当にみなさんに会えて嬉しいです」と感謝の気持ちを述べた。

オリジナル曲を含むライブ

葉山さんは、オリジナル曲の演奏を配信することもあり、イベントでも数曲披露した。バラード曲はしっとりと聴き入り、アップテンポな曲では手拍子をするなど、イベントは終始和やかな雰囲気で進んだ。最後は全員で写真撮影だ。会場のファンたちは盛り上げるというより、温かく見守りながらイベントを楽しんでいる印象だった。

大阪から来た中国語が話せる男性は、ライブ配信時に台湾人と葉山さんの言葉を訳し、双方のコミュニケーションの架け橋となっているという。「直接会うことができてよかった。(葉山さんは)おバカキャラっぽいところもあるが、努力しているのを知っている。そこが魅力だと思う」と熱く語った。

会場にはLennaさんら人気配信者も顔をそろえ、一緒にイベントを楽しんでいた。

■台湾で絶大な人気を誇るワケ

日本ではカフェ店員として働く葉山さん。普段は出勤前の昼と、閉店後の23時~25時ごろの1日2回、ライブ配信を1~2時間行なっている。

「UpLiveは友人の紹介で知りました。元からライブ配信に興味があったわけではありませんが、自分のためにもなるんじゃないかと思い始めました」

きっかけを明かす葉山さん。日本語と中国語の2カ国語を話すファンを介してコミュニケーションを図ることで、UpLiveデビュー当初よりも日本人ファンが増えてきている。ファンに支えられながら現地の言葉を覚え、今では葉山さんも2カ国語を使い分けて配信していることも、台湾と日本で人気が上昇している要因のひとつだろう。

人気を決定付けたのは、2016 年12 月中旬に開催された、UpLive のクリスマスイベントだった。葉山さんがUpLive を開始したちょうど約一週間後からイベントがスタートした。直後から多くのファンの支持を得た葉山さんはこのイベントをきっかけに、約500 人だったファンを2000人にまで伸ばした。贈られるギフトの数は、イベント開始前の約10 倍のとなり、初の参戦イベントで日本キャストの頂点に立った。



「他にも日本の子で頑張っていて、かわいい子はたくさんいます。私も“なぜ1位なんだろう?”と思うこともありますが、すべてのことを一生懸命やってきたという自覚については負けない気がします」

配信者からの評価も高い。葉山さんのファンだと宣言するLennaさんは、「個性的なキャスト(配信者)が多い中、葉山さんには男性に恋をさせるような、とてもかわいらしい雰囲気がある」と評価。ふたりはお互いの配信に顔を出し、ギフトを送り合っている仲だ。

■今後はタレント活動も視野に

かつて女優になりたい夢を持っていた葉山さんにとって、UpLiveは再び夢を追う大きな動機となった。



「タレントや歌手のように、世界中に幸せを届けられるような仕事をしたい」と語り、今後もカフェ店員と両立して、日本から世界へ、そして世界から日本へ幸せを届けていきたいと意気込む。

近年、海外でキャリアを積んでから日本の芸能界に飛び込む“逆輸入俳優”が話題になっている。UpLiveを利用することで日本に住みながら海外市場を拡大していった葉山さんの活動は、今後の新しいスタイルとなっていくのではないだろうか。



《山本有莉》

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