ドルトムントはブンデスリーガ第27節でハンブルガーをホームに迎え、3-0で勝ち点3を奪った。トップ下で先発出場した香川は、1点リードで迎えた後半36分、左サイドを駆け上がったFWオーバメヤンのパスを受け右足でシュート。今季リーグ戦で初ゴールとなる貴重な追加点を奪った。
さらに試合終了間際にはオーバメヤンのダメ押し点をお膳立て。1ゴール1アシストの活躍を見せ、勝利に大きく貢献している。
「長い間点が取れず、批判されたり、苦悩や葛藤の中でも努力を怠らなかった」と今季、出場機会が限られ苦しいシーズンを送るも、努力を重ねた香川の姿勢に賛辞を贈る長友。
「代表戦での得点後の彼の姿に全てが詰まっている気がした」と続け、香川が日本代表ユニフォームを着て喜びを爆発させるシーンを捉えた写真を投稿した。
3月28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のタイ戦で約10か月ぶりの代表ゴールを決めた香川。試合から数日後に「思う事をブログで」と題したブログで、「代表での得点正直に嬉しかった。本当はベンチに走っていきたかったけど、自分が興奮してしまって、何をしていたかがよく分かりませんでした。吠えてましたね」と振り返っていた。
長友も、香川同様に厳しいシーズンを送っている。昨季はセリエAで22試合出場したが、残り8試合を残す今季のリーグ戦、30試合を終え現時点で9試合の出場にとどまっている。「僕自身勇気を貰ったし、今うまくいかず苦しんでる人も前を向いて進んでほしい。陰と陽は表裏一体」と長友。香川の活躍に刺激を受けたようで、同じように苦しむファンへメッセージを送っている。
長友のインスタグラムにファンからは、「陰と陽は表裏一体、この言葉すごく勇気出ました!私も頑張ります!」「私も香川選手の姿に勇気をもらいました!」「素晴らしいゴールでしたね!」「僕は批判せず信じてました。」「2人の友情素敵です!」「なんか泣けてきた…香川選手はあまり言わないので心配してましたが、やっぱり耐えて耐えて努力してたんですね!」「シンジもユウトも俺の希望なんや!」などのコメントが寄せられていた。