レアル・マドリードが3月4日、リーガ・エスパニョーラ第26節で乾貴士の所属するエイバルと対戦し、カリム・ベンゼマの2ゴールなどで4-1の勝利を収めた。乾は後半42分から途中出場した。
クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルを欠いたレアル。残る『BBC』の一角、ベンゼマに期待が寄せられた。
そのベンゼマが前半14分、左サイドからのクロスを受けシュート。GKに止められたこぼれ球を自ら蹴り込んで先取点をもたらした。さらにレアルは前半25分、ハメス・ロドリゲスがFKで精度の高いボールをゴール前に入れ、ベンゼマが押し込み追加点。5分後には敵陣でボールを奪い、右サイドのベンゼマがクロス。中でハメスが合わせて前半のうちに3-0とした。
この試合でベンゼマ、ハメスと並んでエイバルを圧倒した役者がマルコ・アセンシオだった。前半からキレのある動きで何度もゴールに迫ると後半15分、ハメスのシュートがバーに弾かれたボールを押し込み得点。エイバルを敵地で粉砕した。
試合後にジネディーヌ・ジダン監督は、プレッシャーがかかる中で期待に応えたベンゼマの活躍を喜んだ。
「この試合には満足している。彼の2得点も嬉しく思っているが、そのほかの2得点にも絡んでいた。4得点に関与したということだ。彼の素晴らしいパフォーマンスを嬉しく思っている。チームのほかの選手たちも良かった。ベンゼマが前線でボールを受けるには、常にチームメートたちが必要だ。我々は素晴らしい戦いができた」
前節のラス・パルマス戦で引き分け首位から陥落したレアル。ジダン監督も「見事に立ち直った」とチームの底力に笑顔を見せた。
《岩藤健》
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