野球日本代表・侍ジャパンは3月1日、福岡ヤフオク!ドームで台湾プロ野球選抜と対戦。菅野智之投手(巨人)が4回無失点の好投を見せるなど投打がかみ合い、9-1で快勝した。
前夜の試合で17安打を浴びるなど投手陣が崩壊した侍ジャパン。そんな重苦しい雰囲気を侍のエースが振り払った。持ち前の制球が冴え、4回を投げて無四球無失点。高めの直球を振らせるなど球威も十分。4安打されたものの落ち着いた投球で要所を締め、当たっている台湾打線を封じた。
数日前のブルペンでは多彩な変化球を織り交ぜ、力の入った投げ込みを見せていた菅野。大きくて滑るとされるWBC球の扱いを苦にしている様子もない。権藤博投手コーチも「モノが違う」と絶賛。先発ローテーションの柱として大きな信頼を寄せている。
3月7日に開幕するWBCでは、1次ラウンドでの先発が有力視されている菅野。侍ジャパンの王者奪還にこの男の活躍は不可欠だ。
《浜田哲男》
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