敵将クロップから見たレスター、明確な選手起用と強い気持ちがカギ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

敵将クロップから見たレスター、明確な選手起用と強い気持ちがカギ

スポーツ 短信
リバプール対レスター・シティ(2017年2月27日)
  • リバプール対レスター・シティ(2017年2月27日)
  • レスターがリバプールに勝利 暫定政権の初陣を飾る 競り合う岡崎慎司(2017年2月27日)
  • リバプールのユルゲン・クロップ監督 参考画像(2016年12月4日)
リバプールは2月27日に行われたイングランド・プレミアリーグ第26節、レスター・シティ戦で1-3の敗北を喫した。

監督交代という大なたを振るったレスターが強い気持ちで向かってくるのは分かっていたのに、自分たちの準備が十分ではなかったとユルゲン・クロップ監督は試合を振り返る。

「試合の最初も途中も最後も十分に良い戦いができなかった。今夜何が起こったかは100%明らかだ。レスターは本来の姿に戻った。ラインナップもはっきりしていた」

プレミアリーグ王者として迎えた新シーズン。レスターはチェルシーに移籍したエンゴロ・カンテの穴が埋められず、そのほかのポジションでもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を念頭に補強した、新加入選手たちがチームにフィットしなかった。

迷いの中でオーダーやフォーメーションを試し続けたクラウディオ・ラニエリ監督に対し、今節からチームを率いるクレイグ・シェイクスピア暫定監督は優勝メンバーを中心にしたチームへ回帰。無骨ながら力強い昨シーズンの戦いぶりを再現した。

「相手がどういうメンバーを選ぶのか100%確信はできていなかった。岡崎が戻ってきたりとか。感情面で重要な試合なのも分かっていた。レスターが今夜の試合で気持ちを見せないはずはなかった。我々の準備は不十分だった」

またも下位チーム相手に取りこぼす不安定さを見せたリバプール。対するレスターも監督解任のショック療法がひとまず効果を発揮したが、重要なのはこれをシーズン終了まで続けていけるかだ。
《岩藤健》

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