「私、実はインスタグラム初心者なんですね。始めたのが8月なんです」と切り出す。10年ほどテレビの報道番組でキャスターを勤めたが、そこで自身がどうしても世間に伝えたいことが見つかった。主に動物の保護、殺処分などに関することだ。
「誰も発信していない動物たちの置かれている現状を、私は自分の立場を利用して伝えようと思いました。それが報道にたずさわっていたときに気づいたことです。そして報道でもそれを伝えていたんですけれども、毎日いろんなニュースがあるので、動物たちのことだけやるわけにはいかないんですよね」
そこで滝川さんが情報を発信するツールとして選んだのが、インスタグラムとFacebook(インスタグラムの親会社)だ。
「今までさらけ出してなかった素顔も出しながら、いろんな人に見てもらってそしてこの問題をみなさんに見てもらう。そのツールとしてこのインスタグラムを活用させてもらっています」
インスタグラムを利用することで動物保護に関する話はもちろん、仕事で出かけた海外の風景、ちょっと息抜きの1コマなど、これまでテレビでは見られなかった滝川さんの日常も紹介されている。
滝川さんは「憧れの人」として黒柳徹子さんを挙げる。黒柳さんも9月からインスタグラムを開始、インスタグラマーを中心に話題となった。
「黒柳徹子さんはすでに彼女自身がメディアなので、それをする必要はないと思っていたんですが、お会いしたらインスタグラムのコメントを一生懸命に読んでいました」
コメントを読むのを楽しむ黒柳さんが愛おしかったという滝川さん。今年で83歳になった黒柳さんも利用することで、「それぐらいインスタグラムは浸透してきました。いろんな方がメディアになって自分が伝えたいことを伝える。そのためにインスタグラムは大事な役割を持っているとひしひしと感じます」と10年前には想像もつかなかった現在の情報発信方法について熱く語った。