サッカーイングランド代表は退任したサム・アラダイス前監督に代わり現在、ガレス・サウスゲート暫定監督が指揮を執っている。GKジョー・ハートは思わぬ形で代表を率いることになった指揮官の仕事ぶりについて、会見で深い信頼を寄せた。
「前回の遠征はもちろん誰にとっても難しいものになるのが当然だった。ある種の不確定な状況があるからだ。だが彼は非常に冷静で落ち着いていた。何も特別な動きはなかった。それが選手たちにも伝わって僕らは心地よく過ごすことができた」
アラダイス前監督は英紙のおとり捜査により不祥事が発覚、わずか1試合を指揮しただけで契約を解除された。ワールドカップ(W杯)予選も始まってるなかでの大きな動きだったが、サウスゲート暫定監督のもとでチームは結束できたと話す。
「彼も言ったように僕らはチームとして自分たちの力を表現し、アイデンティティーを確立させることを目指している。それは代表監督がやるには非常に難しいことだ。一緒にやれる時間はわずかしかないし、僕らは新しいチームだからだ。だが、ピッチの内外でいまの僕らが続けている努力を通して、本当に良いチームになれたと思う」
《岩藤健》
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