巨人・鈴木尚広、塁上での攻防にかけた野球人生「一番輝ける場所」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

巨人・鈴木尚広、塁上での攻防にかけた野球人生「一番輝ける場所」

スポーツ 選手
野球 イメージ(c)Getty Images
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今季限りでの引退を表明した巨人の鈴木尚広外野手が10月13日、東京都内で引退会見を開いた。鈴木は引退理由に「心が離れた」ことを挙げた。

終盤の勝負所で代走として登場し、いくつもの劇的なホームインを見せてきた鈴木。一瞬にかける勝負師として『心技体』の心が欠けた状態で現役は続けられなかった。今年に入ってから引き際をどうするか、悩みながらシーズンを過ごしてきた。

「体力的、技術的なものは上がっている。それに対して、自分の心が離れていった。僕の仕事は一発勝負。心技体のどれかひとつが欠けてしまえば、勝負はできない」

代名詞でもある足での活躍は、「自分が一番輝ける場所」と言い切った。

「数秒の世界の中で勝敗が決まる。その一瞬のために準備する。僕の中では一番魅力のある場所」

代走で登場した際の大歓声は「相当プレッシャーになった」と言うが、「しかしあの歓声がなかったら、成功率はもっと低かった。僕にとって最大の武器だった」とファンの声援に感謝した。



鈴木の引退会見にファンからは、「通算228盗塁、盗塁成功率8割2分9厘という素晴らしい数字を残していますが、塁にいるときの相手へのプレッシャー、そしてセンターを守っているときの安心感など、目に見えない活躍が素晴らしい選手でした」「まだ走ってほしかったよぉ」「一塁にいるだけでバッテリーにプレッシャー掛ける選手なんて鈴木だけだったなあ。お疲れ様でした」「ホントに辞めちゃうんだね…」などの声が寄せられている。
《岩藤健》

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