ソーシャル・ビッグデータのデータ流通などを行うホットリンクは、25年振りのリーグ優勝を決めたプロ野球の広島カープについて、分析ツール「クチコミ＠係長」でSNS上のクチコミを分析した。
広島カープが優勝を決めた9月10日、広島カープに関するツイート総数は84万4526件だった。ツイート数が最も多かったのは、試合終了直後の21時40分台。10分間で16万7987件の投稿があった。最も多かった頻出関連語は「優勝」で、喜びや感動の声が多くツイートされた。
広島カープに関するクチコミ件数をランキング形式で見ると、1位は25年ぶりとなる優勝を決めた10日の巨人戦となった。クチコミ数は、2位だった9月8日の中日戦の2.7倍だった。特に、前日にマジック4が点灯した9月6日以降の勢いがすごく、4試合がランクインしている。
カープが勝利し、巨人が負ければ優勝が決まった8日の試合は口コミが前日の約3倍となり、広島で胴上げが見られなかったことを残念がる声や、巨人との直接対決に勝利しての優勝を期待する声などが多くツイートされた。3位の9月7日の中日戦は、優勝すればリーグ優勝最短記録となる試合だった。
8位にランクインした8月2日のヤクルト戦では、広島カープが今季最多の16得点を上げており、新井貴浩がプロ野球史上42人目となる300号本塁打に到達した。
選手別のクチコミ件数では、1位に新井貴浩選手がランクイン。最も多かったのは、2000本安打を達成した4月26日のクチコミ件数だった。2位は、野茂英雄氏に続いて2人目となる日米通算200勝を達成した黒田博樹選手。3位の丸佳浩選手は、サヨナラタイムリーを放った6月5日のソフトバンク戦にクチコミ件数を伸ばした。
《美坂柚木》
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