リバプール(イングランド)は5月5日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝セカンドレグでビジャレアル(スペイン)と対戦し、3-0で勝利した。2戦合計スコアでも3-1として決勝進出を決めている。
敵地でのファーストレグを0-1で落とし、追い込まれた状況で迎えたセカンドレグ。リバプールは前半7分にオウンゴールで先制すると、後半18分にはスルーパスで抜け出したダニエル・スタリッッジが追加点。2戦合計スコアでも逆転する。
さらにリバプールは同36分、退場者を出してひとり少なくなったビジャレアルから、アダム・ララーナがダメ押しの3点目を奪った。
準々決勝のボルシア・ドルトムント(ドイツ)戦に続き、またもホームで劇的な逆転突破を果たしたリバプール。試合後の会見でユルゲン・クロップ監督は選手たちのパフォーマンスに対して、「期待以上だった。問題があるとしたら、これに対する適切な語彙がないことだね。私はネイティブじゃないんだ」と絶賛した。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で準優勝した2006-07シーズン以来、久しぶりに欧州カップ戦の決勝へ戻ってきたリバプールにファンからは、「優勝して来季はチャンピオンズリーグでクロップダービーだ」「最近リーグ戦でダメだったから期待薄だと思ってたけど、始まってみたらこれだよ」「EL優勝して来季CL出場権が得られれば、夏の補強にも期待できる」などタイトル獲得を望む声が寄せられている。
決勝の相手はEL3連覇を狙うセビージャ(スペイン)に決まった。
《岩藤健》
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