アメリカで行われた大学のトップアスリートが集うビッグテン室内選手権で起こった奇跡の逆転劇が感動の渦を巻き起こしました。
会場の観客だけでなく、動画で1,400万回以上も再生されるほど数多くの人を魅了した、ひとりのランナーの心の強さと感動的な走りをご覧ください。
奇跡の大逆転が起こったのは、女子600m走です。トラックを2周する競技で4人の選手が白熱のレースを繰り広げました。
レース1周目はほとんど横並びで、何事も無く進みました。しかし、2周目に入ろうとしたその時アクシデントが起こります。
何と1周目の終わり際トップに立ったヘザー・ドーニデン選手が転倒してしまったのです。一瞬の差で明暗が分かれる600m走での転倒、会場からは悲鳴に似た声が上がります。
前を走る選手とはとんでもない差が開き、追いつくのは絶望的。しかし、彼女は諦めてはいませんでした。すぐに態勢を立て直すとグングンスピードを上げ、なんと前を走る選手をごぼう抜きにしたのです。
そして、最後の直線でもスピードを緩めることなく一瞬の差で逆転トップに!会場からは割れんばかりの歓声が上がりました。
普通の人ならば、転倒した瞬間に諦めの感情を抱いてしまうものです。しかし、ヘザー選手は一瞬たりとも諦めることなく全力で走りきりました。もし、彼女が少しでも諦めの感情を抱いていたならばおそらく1位になることはできなかったでしょう。彼女の強い精神がこの大逆転に引き寄せたと言えますね。
このレースからは諦めないことの重要さがとても伝わってきます。私たちも彼女の不屈の精神を見習いたいですね。
<レースの中継動画はこちら>
<観客席から撮影した熱狂する会場の様子>
(原題:【動画】レース中に転倒し最下位になったランナーが諦めない心で大逆転!)
《記事提供:FUNDO》
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