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東京ドーム、大規模リニューアルへ…総事業費約50億円

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12月に創立80周年を迎える東京ドームは、1988年開業以来初となる大規模なリニューアルを3年にわたって実施する。

リニューアルは、スタジアムビジネスの拡充と東京ドームシティへの相乗効果をもたらすことを目的として実施。コンセプトは「美」と「機能」。快適性・安全性の向上、付加価値の高い商品・サービスの導入、省エネルギーの推進、環境負荷の低減など、東京ドーム内と周辺環境の整備を行う。

具体的には、シート新設、内野観客席の全席改良、アリーナ照明のLED化、最新の音響システム導入、すべてのトイレに温水洗浄機能付き便座装備、東京ドーム建物外構部緑化などの周辺環境整備を実施。

工事期間は1月~2019年1月。営業を継続しながら段階的に実施する。2016年はリニューアル工事による休業期間を2月29日~3月13日の14日間予定している。総事業費は約50億円。

新設シートは2種類。東京ドーム1階内野観客席(バックネット裏)にゆったりとした間隔で、スタジアムでは日本初となるレザークロス(人工皮革)仕様のシートを設置する。

ダイヤモンドボックス160席は座席幅が従来比約1.3倍で前後スペース従来比約1.6倍、チャンピオンシート321席は座席幅が従来比約1.2倍。内野観客席は、1階席に背もたれと座面にパッドを装着。1、2階席ともに角度などの形状を変更し、ひざ前スペースを従来比1.5倍に拡張する。

アリーナ照明は、リング照明+バトン照明14基から、リング照明+バトン照明4基へ変更。投光器はLED約700灯。音響システムは、バックスクリーン横にメインスピーカーとして最新のラインアレイスピーカーを22台設置。スタジアムに常設されるのは世界初となる。

トイレは1階から4階約230カ所すべてに、温水洗浄機能付き便座を設置。東京ドーム建物外構部は、緑地化や人工地盤の整備、エレベーターと階段の新設、公衆トイレの改修、外灯の増設・LED化などを行う。
《美坂柚木》

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