野球の国際大会「プレミア12」に出場する日本代表チームが11月2日、直前合宿が行われる福岡市内のホテルに集まった。柳田悠岐が足の負傷により出場を辞退する中、中田翔に好守での期待がかかる。
今シーズン3割30本30盗塁のトリプルスリーを達成した柳田。外野陣の中心として考えられていたが、シーズン中に負傷した足の治療が長期化し、出場を見合わせた。柳田の代わりに追加招集されたのは、内野手の今宮健太だった。チームの野手は内野手登録が8名、外野手登録が4名と偏っている。この状況で中田に白羽の矢が立つ。
今シーズン守備機会では一塁手のみでの出場だが、外野手の経験もある。代表の緊急事態に「外野はきついなあ」と苦笑いしながらも、「ノックを受けるとかして、なんとか守れるようにしたい」と話した。
大会直前での慌ただしい動きに、「中田のレフト、何気に上手いし好きでした」「一塁手より肩も強いし外野のほうがいいかな。ただ外野が広い球場だと守備範囲が厳しいかも」「大会始まってけが人が出たりしたらこういうのも分かるが、大会始まる前からこんなこと言ってて大丈夫か?」「今シーズン足の状態が良くないから一塁に回ってた訳で…これがきっかけで悪化しなきゃいいけど」「だから追加招集は外野手にしておけばよかったのに…」など、ファンからは人選の問題も指摘されている。
プレミア12は8日に札幌ドームで行われる日本対韓国で開幕。
《岩藤健》
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