プロ野球の横浜DeNAベイスターズは来シーズン、アレックス・ラミレス氏が指揮を執る。ラミレス氏の監督就任記者会見が10月21日、横浜市内のホテルで行われた。
ベネズエラ出身のラミレス新監督はMLBのインディアンズ、パイレーツを経て、2001年にヤクルトから日本球界入り。7シーズンを過ごしたのちに、2008年に巨人に移籍。2012年から2年間はDeNAで活躍、ファンからは「ラミちゃん」の愛称で親しまれていた。
2014年はBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに所属し、外野手兼任打撃コーチに。2015年は7月～9月にオリックスの巡回アドバイザーを務めている。13シーズンを送ったプロ野球で通算本塁打380本、通算打率.301を記録しており、首位打者1回、最多本塁打者2回、最多打点者4回、ベストナイン4回などリーグ表彰も数多い。
ラミレス新監督は会見で、「この場所にいられることを大変光栄に思います。素晴らしい横浜という街でこれからチームを作っていけることを大変嬉しく思っています。長年、横浜の皆さまが待ち続けている優勝できるチームにできることを目指して、一生懸命やっていきたい」と笑顔で就任の挨拶をした。
チームとの契約は2年。監督初年度から優勝を期待されており、チーム統括本部の高田繁GMは「外国人ですが日本の野球をよく知っている。頭のいい人」と評価する。DeNAの池田純球団社長は、「選手のことも、横浜のことも、横浜スタジアムのことも、球団もよくわかっているので秋キャンプから来シーズンに向けて準備を重ねて、来年横浜のために勝ってもらいたい」と勝利を期待する。
背番号は「80」に決まり、秋季キャンプからユニフォームにそでを通す予定。ラミレス新監督はファンに自分のことを「監督ラミちゃん」もしくは「ラミちゃん監督」と呼んでくれたら嬉しいと、現役時代と変わらぬ親しみやすさを見せた。
10月22日はプロ野球ドラフト会議。早速、監督ラミちゃんの初仕事だ。右手で抽選クジを引くジェスチャーを報道陣に披露してくれた。
《五味渕秀行》
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