「視力が悪くない人もかけるメガネ」新概念で世界一を目指す…「ジンズミーム」その6 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「視力が悪くない人もかけるメガネ」新概念で世界一を目指す…「ジンズミーム」その6

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「JINS MEME」発表会(2015年10月14日)
  • 「JINS MEME」発表会(2015年10月14日)
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メガネメーカーのJINS(ジンズ)は、センシング・アイウェア「JINS MEME(ジンズ ミーム)」を11月5日に発売する予定だ。

田中仁社長は、今後の事業展開について以下のように語った。

●田中仁社長
ジンズミームは、これから様々なシーンに展開できると考えています。世界で600万本くらいの販売を目指しています。ジンズミームを小型化し、すべてにセンシング機能を搭載することを標準化していきたいです。5年後くらいをメドにしたいですね。

研究すればするほど可能性が見えてきて、初めに発表したころは予想もしなかった応用の可能性に驚いているところです。現在のゴールは「先制医療」です。

※ ※ ※

「先制医療」というワードについて、東北大学加齢医学研究所の川島隆太所長が補足をする。

●川島隆太氏
日本は超高齢化社会に陥っています。そして膨大な医療費が国家を圧迫しています。その解決策ですが、医学的には一人ひとりが自分と向き合って、病気を先に制することが求められます。ジンズミームをつかった予兆診断によって、自分の体を自分で管理することができるのではないか、という研究は様々な分野でも進んでいます。

例えば認知症の分野ですが、ブレインマッピング、「頭をどう使うか」という分野で高い治療効果を発揮します。まだ基礎研究の段階ですが、頭の使い方ひとつで認知症が改善するということがわかってきました。活動的に頭やカラダを使うことで、若い人は生活を充実させることができますし、お年寄りは認知症予防につながります。

東北大学、慶應義塾大学、ドイツのシーゲン大学など国内外の研究機関と連携した産学協同の研究体制を通じて、先生医療分野でのジンズミーム活用方法を模索する他、「ジンズミーム App」のアップデートを予定しています。

※ ※ ※

質疑応答で中長期的な市場へのインパクトについて聞かれた田中社長。20年前と比較すると2割減し、4800億円程度に落ち込んだメガネ市場の状況も踏まえて、将来に向けての気概を述べた。

●田中仁社長
ジンズは「視力が悪くない人もかけるメガネ」という新しい概念を創出しました。国内市場のインパクトは非常にあると思いますし、海外展開も好感触です。新しい市場を創設したということで、1兆円の市場を目指します。ジンズミームはメガネのマーケットの裾を広げる世界初のデバイスです。またビッグマウスとか言われてしまうかもしれませんが、世界一を目指します。

***

その1 居眠り防止、働きすぎ防止を実現…ココロとカラダを可視化するJINS MEME

その2 ココロとカラダを可視化するためのキーワード「アタマ年齢」と「カラダ年齢」

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その5 為末大氏が分析するスポーツ界に果たす役割

その6 「視力が悪くない人もかけるメガネ」という新概念で世界一を目指す
《大日方航》

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