トマト畑をそのまま荷台に積んで東京へと向かうトラック「トマトラ」の出発式が、熊本県庁で10月7日に開催された。くまモンをはじめ、ロアッソ熊本の選手やサポーターらが"東京行きトマト畑"を見送り、FW巻誠一郎も「がんばって届けてね」とメッセージを添えた。
トマトラは、10月10日の「トマトの日」にちなみ、ビニールハウスのトマト畑をそのまま2tトラックの荷台に搭載した動くトマト畑だ。熊本トマトを文字通り「産地直送」するプロジェクト。
「新鮮なトマトを畑ごと持っていこう!」と発案し、同プロジェクトを推進したくまモン。出発式では、ビニールハウス状の荷台側面に「ぼくの本気 みせるモン」と想いをつづった。ロアッソ熊本の選手たちも次々にトラック荷台にメッセージを記した。巻は「がんばって届けてね」の言葉のあとに「巻36」とサインと背番号を添えていた。
このあと、東京へトマトをいよいよ運ぼうと、勇んで助手席に乗ろうとしたとき、くまモンに想定外のことが起きた。なんと、シートベルトが届かないというハプニング。
「仕方ない」と断念したくまモンは、代理のスタッフに助手席を譲り、県庁をあとにするトマトラに必死になって手を振っていた。
《大野雅人》
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