16Labは、指輪型ウェアラブル・コンピューティング・デバイス「OZON（オズオン）」の新型機を発表した。
オズオンは、指にはめてジェスチャーすることで様々な製品をコントロールできる指輪型ウェアラブルコンピューティングデバイスだ。新型機は、昨年発表された試作機と比べ、指輪本体の幅を約30％小型化。また、同社の超低消費電力化技術を活かし、ワイヤレス給電を実装することに成功した。
ソフトウェア側も大きく進化し、ジェスチャーコントローラーで3次元のユーザーの動きを3次元のままキャプチャーできる。従来のジェスチャーコントローラーの場合、3次元のユーザーの動きを2次元に投影後、投影した影をプロセスするという方法が一般的だ。さらに、新型機は決済機能を実装している。
また、トヨタ自動車とヤマハが、同製品と連携する製品の開発を検討中。この他、複数業種の主要企業が連携する製品の検討を開始している。なお、新型機は10月7日より、16Labの共同開発先であるアルプス電気CEATECブースにて一般公開される。
新型機は現在、予約販売の準備が進められている。初回出荷は、世界8カ国のエンジニア向けにDeveloper Kitとして販売する計画。仕様の詳細は、予約販売開始時に公表予定だ。
《美坂柚木》
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