ブエルタ・ア・エスパーニャ参戦中の新城幸也(ヨーロッパカー)は8月25日に行われた第4ステージで1分39秒遅れの区間61位でゴールした。
アフリカ大陸に最接近するスペイン最南端の海岸をかすめながらの長丁場209.6kmのコース。新城はレース終盤の動きに備えるようにとチームから指示が出ていたため、自ら動くことはせず、序盤から形成された6選手の逃げにはチームメイトのベテラン選手ジミー・アングルバンが入った。
しかしコースマップでは見えない細かなアップダウンと予想通りの海風の強さが、選手たちを苦しめる。粘りを見せた6人の逃げグループも崩壊しながら集団に吸収され、ゴールスプリントに備える大集団の前にゴールまで想像以上の勾配の登りが出現。集団は一気にバラけ、山頂ゴールのような展開となった。
「今日は予想以上にゴール手前の勾配がキツく、簡単なフラットステージではなかった。途中も横風が強く、140km地点からの海沿いは注意していた。 ペースもすごく上がり、位置取りに脚を使ってしまい、最後にゴール勝負する力が残っていなかった」と新城。
「しかし疲れもたまっていないし、日に日にコンディションがよくなっているので、明後日ぐらいには逃げに乗るのはいいかもしれない」
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