日本自転車競技連による公認競技「全国ユーズ選抜マウンテンバイク大会」が白馬さのさかにあるスノーハープで開催された。
この大会は昨年までは日本マウンテンバイク協会による全国大会であったが、開催を幕張に移したために後任の大会として立ち上がったもので、会場の移動により幕張に参加が難しい関東圏外の小中学生たちの重要な受け皿にもなった。
冠は変わったが大会の重みは例年通りであり、今年から主宰団体の違う小中学生マウンテンバイク大会が二つ誕生したことになる。
しかしJCF、JMA共に自転車競技の中軸となる団体なだけに、両方に参加する小中学生も多かったが、JCF大会はCJツアーと連動しているためU17、U15カテゴリーの選手が多く、JMAは会場のアクセスの良さと比較的平坦なコース設定のため低年齢層の参加が目立ち初年度としては住み分けが出来ていた。
JCF管轄となった白馬での全国大会は文字通り北海道から九州までの参加者が集まり、フォーマットは例年と同様だが中学生以上はU17、U15としてCJシリーズに公認競技になった。
前週に行われるキッズサマーキャンプや大会中のスクーリングも現役エリートライダーを中心に豪華な講師陣が揃い前年にも増して密度を高めている。
2015年より主催は地元実行委員会に移り、委員長を始め委員会のメンバーは観光協会や白馬でサイクルスポーツを盛り上げるために日頃から尽力している方々で固められ、実質は自転車による町おこし的な意味合いも含まれている。
夏の白馬からは既に多くのプロライダーが誕生しているが2020年、それ以降にも向けて今後も多くのキッズ達が羽ばたいていく事に期待したい。
《高橋智宏》
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