第97回全国高校野球選手権大会3日目が8月8日に行われ、第1試合で早稲田実業（西東京）が今治西（愛媛）を6-0で下し、5年ぶりの夏1勝を挙げた。
早実は一回に2アウト一塁、二塁から6番の金子銀佑が右中間を破る2点適時三塁打で先制。さらに相手に守備の乱れが出て1点を追加する。投げては松本皓投手が球を低めに集める丁寧な投球で、八回まで今治西打線を被安打7、無失点に抑えた。
注目された1年生・清宮幸太郎は3番・一塁手で先発し、七回の第4打席に一二塁間を破る適時打で貴重な4点目をもたらした。
この結果に高校野球ファンは「早実は前評判良くなかったけど、さすがだね」「初回が明暗を分けた感じですが、終盤の清宮のダメ押しタイムリーは流石」「先発の松本くんは日大三校を完封したときと同じくらい出来がよかった」「今治西の守備よかったな。よく頑張ってた」などの声を寄せている。
早実の和泉実監督は試合後の談話で、初回に飛び出した右翼手・玉川遼の好捕について「あれが大きかったと思います。抜けていたら展開が逆になった可能性もある」と話し、勝負の分かれ目に挙げた。
《岩藤健》
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