南オーストラリア州でもっとも大きなアーティスト・フェスティバル「South Australian Living Artists(SALA)」が、8月1日に幕を開けた。州のさまざまな場所でアーティストの作品が約1カ月間展示され、ライブアートが楽しめる。
毎年8月に行われるこのフェスティバル。当初はローカルの新聞社が地元アーティストを支援したいとスタートしたもので、回を重ねるごとに大きくなってきた。2015年で18回目を迎えるSALAの参加アーティストは約5000名、そして展示会場は610カ所にもおよぶ。
アデレード中心部から遠くは650km離れたエアー半島まで、南オーストラリア州で30前後の地域が会場となる。今年のイベントの中でも特に注目されているものは、有名なアーティストなどによる公開イベントや工夫を凝らしたアートツアーだ。
●ライブ・アート・エアポート
数人のアーティストによる飛行場ターミナルでのライブアート。現在はターミナルが大きくなり国際線と国内線と同じなので、毎日多くの旅行者が利用するターミナルでの毎週金曜日ライブ・アートが開催される予定。
●今年初のイベントとなるワインとアートのコラボレーション
有名な南オーストラリア州のワイナリーのひとつ、マクラレンベールでのイベント。ワインとアートをつなぐ。
●週末に多いアートツアー
金曜日から週末にかけては、テキスタイル・アートツアー、アーバン・アートサファリ、子連れアートツアーなどユニークなアートツアーに参加する人々で街がにぎわう。
また自転車に乗りながらのアドベンチャーアートツアーなど、自転車の街アデレードらしさも。アデレード中心部にある植物園では、数人のアーティストが作品を展示、植物園ツアーでは、それらの作品を見ながら植物園を探索する。
●外出先でも検索可能に
モバイルサイトでは、現在の場所の周辺での会場を検索することができる。
多くのアーティストが参加するSALA2015年が開幕し、南オーストラリア州はアート一色に染まる。
《Australia photographer Asami KATO》
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