2000年代前半、日本のPRIDEでヘビー級王者になり、卓抜した柔術テクニックで格闘技ファンを魅了したホドリゴ・ノゲイラ。PRIDE解散後はUFCと契約しヘビー級の暫定王座に就いたこともある。対するストルーブは身長213センチ、UFC最長身の巨人だ。
長い手足から繰り出されるストルーブの打撃をかいくぐり、ホドリゴ・ノゲイラがテイクダウンを奪えるかが焦点だった。しかし試合は第1ラウンドからストルーブの右ストレートが立て続けに入り、早くもホドリゴ・ノゲイラの足下がふらつく。
その後もストルーブの打撃が顔面をとらえ、ホドリゴ・ノゲイラはテイクダウンに行くも完全に相手をコントロールすることはできず、判定になると大差で敗れた。
「試合はストルーブの完勝だった。それでも、パンチをもらってももらっても前に出続けたノゲイラの気持ちの強さに胸が熱くなった」「ストルーブも病気で大変だったけどノゲイラに勝ててよかったな」「ミノタウロが根性で立っていた。PRIDE戦士の根性を感じさせる試合でした」など、打撃をもらっても前に出続けたホドリゴ・ノゲイラと、心臓病からの完全復帰を目指したストルーブの精神力を称える声が聞かれた。
ただ、試合自体はリーチで勝る相手を攻略することができず、無理なテイクダウンを狙って消耗するホドリゴ・ノゲイラと、ふらふらな相手を仕留めきれないストルーブの煮え切らないものだった。
ホドリゴ・ノゲイラは3連敗。年齢や最近のパフォーマンスを考えるとリリースの文字がチラつく。
Thanks to everybody who had my back, much appreciated! Time to get some sleep now. Great to be back… https://t.co/64UgcX1F8j
Stefan Struve (@StefanStruve) 2015, 8月 2