かつて新城幸也(ヨーロッパカー)とジロ・デ・イタリアのステージ優勝を争ったフランスのジェローム・ピノー(IAM)が7月11日、今季限りでの引退を表明した。
ピノーは現在35歳。プロ4勝を挙げ、グランツールには18回出場した。2010年ジロ第5ステージでは新城らと集団から逃げ切り、ピノーが優勝、新城が3位に入った。また、2010年ツール・ド・フランスでは山岳賞ジャージを一時着用。シルバン・シャバネルとは長年アシストとしてチームが変わっても付き従っていた。
ピノーはツール第8ステージのスタート地点、レンヌのビラージュに現れ、現在の心境を語った。
「来年はフルタイムの父親になると娘と約束した。だから14年間の幸せを終えて、今シーズンの最後にキャリアを終える。でも、最後のツールに出場したかったから、ハートは少し傷ついている」
「5月に決断した。多くの犠牲を捧げるのに必要なモチベーションがもうないんだ。仕事をするためには苦しむのが義務だけど、シーズンを通してそれができないんだ」
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