フランスの2015年クリテリウム・デュ・ドーフィネ、6月11日の第5ステージ。フランス期待の24歳、ロマン・バルデ（AG2Rラモンディアル）が見事なアタックを決め、キャリア最大の勝利を挙げた。
昨年のツール・ド・フランスでは総合6位に入った実力者のバルデだが、この日はクリストファー・フルーム（スカイ）やビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ）らトップ選手を抑えて今季初勝利をつかみ、ワールドツアーレースでも自身初勝利となった。
「何が起こったのか理解するのはちょっと難しいよ。自分にアタックするんだと言い聞かせ、下りで誰もついてこないのがわかったときは差を開こうとした。リスクを冒した感覚はない。この道は初めてだったから、注意して走ったと思う。リードが1分以上になったとき、（2級山岳の）6kmで守り切るには十分だと思った」
「イエロージャージは頭になく、ただステージ優勝だけを考えていた。最後は、永遠に続くんじゃないかと思ったよ。重要な山岳ステージで、ツール・ド・フランスの優勝候補の前で勝てたのは最高だね」
「僕のキャリアにとってもいいことだ。この前、今年はまだ1勝もしてないし、目を覚まさないとダメだと自分に言い聞かせた。精神的にもホッとしたね。ここまでで僕の最高の勝利だ。正しい作戦だった」
「こういうレースで勝てることがわかったから、ちょっとハードルを上げられるね。今は総合3位で、難しいステージが3つ残っている。去年（総合5位）よりいい結果を出したいし、アタックし続けるよ」
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