2015年クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ、6月7日の第1ステージでイギリスのペーター・ケノー(チームスカイ)が終盤のアタックを成功させ、見事な逃げ切り勝利を飾った。
イエロージャージも獲得したケノーは、自分にとっても予想外の勝利を振り返った。
「(アタックは)計画はしていなかった。僕たちもスプリントを予想していた。たぶん、いくつかのスプリンターチームが序盤に仕事をしたくなかったんだろう。僕はフルームをトラブルから遠ざけ、総合でタイムを失わないようにするだけだった」
「最後の上りはトップ10で上り始めなければならなかったし、総合系選手を連れていかないように(追走の)動きについていった。逃げがまとまったとき、他の選手が疲れていると感じた。最後の上りは速かった。ここがチャンスだと思った」
「僕は残り2.5kmぐらいで左コーナーに全開で飛び込んだ。アタックし、次に考えたのはフィニッシュのことだった。それが、僕のようなスタイルの選手が勝てる唯一の方法だ。スプリンターのようにレースを勝つのは難しいんだ」
「ライバルが頑張らず、お見合いすることを願っていた。でも、僕はゴールまで一生懸命走った。残り1kmで突然高速の争いとなったが、僕は『今だ、もう振り向くな』と思った。ゴールラインを越えるまではハンドルから手を離さない、と考えていたんだ」
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