ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントは4月19日、今シーズン限りで退任するユルゲン・クロップ監督の後任として、トーマス・トゥヘル氏を新監督に招へいすると発表した。契約期間は7月1日から3年。
2009年から2014年までマインツを指揮していたトゥヘル氏は、チームを2度のヨーロッパリーグ出場に導いたほか、2011年には過去最高のリーグ5位まで押し上げた。前任となるクロップ監督も、やはりマインツ出身とあり、マインツはSNSの公式アカウントで「マインツはドルトムントの監督養成所か」と自虐ネタを披露した。
同じ道を歩むことで両者は比べられることも多くなるだろう。チャンピオンズリーグ準優勝など、輝かしい実績を残したクロップ監督の後任として、まずは前任者の影を振り払うことができるか注目される。
そして香川真司は新監督の下で新たなサッカーに適応できるか。マンチェスター・ユナイテッド時代は、監督の交代により辛酸をなめただけに、新指揮官との相性が心配される。
《岩藤健》
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