オランダのクラシックレース、2015年アムステルゴールドレースが4月19日にマーストリヒト～ベルグ・エン・テルブレイト間の258kmで開催。ロード世界王者、ミカル・クビアトコウスキー（エティックス・クイックステップ）がスプリント争いを制し、クラシック初勝利を挙げた。
34の丘を越えるアルデンヌクラシック第1戦。序盤はリーナス・ゲルデマン（カルトエナジー）、ヤン・ポランチ（ランプレ・メリダ）ら7人が最大約8分の差で逃げる。
メイン集団はBMCレーシング、モビスターが中心となってコントロール。序盤の逃げは残り37kmですべて吸収され、アタック合戦の末に残り28kmでビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ）、トニー・マルティン（エティックス・クイックステップ）ら有力選手を含む5人の逃げが形成される。
しかし、この集団も残り8kmで吸収され、その後もヤコブ・フグルサング（アスタナ）、グレッグ・バンアーベルマート（BMCレーシング）らがアタックするが、ラスト2kmの最後のカウベルグの上りで集団に捕まる。
上りのふもとからベン・ヘルマンス（BMCレーシング）がアタックし、昨年同様このチームメイトの動きを利用してフィリップ・ジルベール（BMCレーシング）が先頭に立つ。その背後には、マイケル・マシューズ（オリカ・グリーンエッジ）が食らいつく。
2人はそのままゴールまで逃げ切るかと思ったが、カウベルグを越えた後の直線で追走の選手たちが追い付き、最後は18人の強豪選手たちによるスプリント争いに。ここで完璧なタイミングで加速したクビアトコウスキーが、今季2勝目をつかみとった。2位はアレハンドロ・バルベルデ（モビスター）、3位にはマシューズが続いた。
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