NTT、着るだけで生体情報を測定できる機能素材をデモ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

NTT、着るだけで生体情報を測定できる機能素材をデモ

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NTTブースに展示されていた「hitoe」を使った生体情報測定デモ。説明員が本製品を身につけて心拍などをモニタリングしていた
  • NTTブースに展示されていた「hitoe」を使った生体情報測定デモ。説明員が本製品を身につけて心拍などをモニタリングしていた
  • 測定した生体情報は、スマートフォンで確認することができる。心電図、心拍数の測定を基本として、姿勢やリラックス度なども測定可能
  • 着衣の裏に心臓を挟み込む形で貼り付けられた「hitoe」
  • 今回の展示では測定したデータをBluetoothでスマホへと送っていた
 東京ビッグサイトで8~10日まで開催された「Photonix2015」にて、NTT(日本電信電話)は、東レと共同開発した機能素材「hitoe」を使った生体情報の測定をデモ展示した。

 3月末にNTTコミュニケーションズ(NTT Com)と大林組による本製品を活用した、作業員向け安全管理システムの実証実験の開始が発表されたが、今回の展示では用途を限定せずに生体情報のモニタリング技術を見せることをメインとした展示となった。

 導電性布である機能素材「hitoe」を心臓を挟み込む形で着衣(インナーなど)に入り付けることで心拍数や心電図などを測定可能となり、生体情報は着衣に装着した送信機(展示ではBluetooth通信器)からスマートフォンなどに送る仕組み。

 建設現場での作業員の安全管理のみならず、病院や介護施設での利用や、離れた場所で単身生活を送る高齢者を家族に持つ人たちの見まもりなどにも応用できる可能性を持つ。また、運動量の測定にも活用できるので、フィットネス、スポーツ科学にも適しているという。
《小菅@RBBTODAY》

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