スペインのカタルーニャ一周、3月26日の第4ステージはトナ~ラ・モリーナ間の188.4km。今大会唯一の頂上ゴールをアメリカのティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)が制し、2015年初勝利を挙げた。
序盤は5人の選手が逃げ、最大7分以上のリードを築く。メイン集団は総合首位ピエール・ローラン擁するヨーロッパカーがコントロールする。
ゴール前40kmの超級山岳で逃げとのタイム差は縮まり、集団もバラバラに。ローランはここで遅れ、リーダージャージを手放すことになる。
最後の1級山岳ラ・モリーナに入ると、残り5kmで序盤の逃げから生き残っていたトーマス・ダニエルソン(キャノンデール・ガーミン)とリカルド・ツォイドル(トレックファクトリーレーシング)が、集団からアタックしたバシル・キリエンカ(スカイ)に捕まる。
さらに集団からダニエル・マーティン(キャノンデール・ガーミン)が飛び出し、バンガーデレンがカウンターアタックで応酬。キリエンカを追い抜き、バンガーデレンが先頭に飛び立つ。
集団からは残り2kmでアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、リッチー・ポート(スカイ)が続けざまに追撃を仕掛けるが、バンガーデレンが抑えきって、ステージ優勝を挙げた。2位は3秒差でポート、3位は8秒差でコントロール。
総合争いではローランが5分以上遅れたことで、第1ステージで逃げた3人の中で唯一粘りを見せたバルト・デクレルク(ロット・スーダル)が新たにリーダージャージを獲得。総合2位には21秒差でポート、3位には26秒差でドメニコ・ポッツォビーボ(AG2Rラモンディアル)が続いている。
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