イタリアの2015年ティレーノ~アドリアティコ。3月17日の最終第7ステージでオランダのバウケ・モレマ(トレックファクトリーレーシング)が総合2位の表彰台を獲得した。
もともと個人タイムトライアル(TT)はあまり得意としないモレマ。一方、総合3位のリゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ)はTTを得意とし、モレマをわずか9秒差で追いかけていた。
しかし、モレマはこの日、優勝したチームメイトのファビアン・カンチェラーラのタイムを参考にし、中間計測地点ではウランを4秒上回り、最終的に総合で13秒差まで引き離した。さらに総合首位のナイロ・キンタナ(モビスター)とのタイム差も18秒と縮めた。
「疲れたよ。こういう平坦のTTは僕には厳しい。でも、総合2位を守れてとてもうれしいよ。キンタナに近づけるとは予想していなかった。総合で18秒差だ。自分のレベルには満足している」
2015年にトレックファクトリーレーシングへ移籍したモレマは、新チーム合流後に弱点克服に取り組んてきたことを明かした。
「12月からTTに取り組み始め、今のバイクの上でのポジションには満足している。バイク自体にもね。それがトレーニングのモチベーションにもなっている。TTがよければ、大きなレースで表彰台や優勝が争えるからね」
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