広島の緒方孝市監督は3月14日に行われたオリックス戦のあと、堂林翔太内野手の2軍降格を決めた。開幕1軍は絶望的となる。
オープン戦14打数1安打、打率.071の大ブレーキ。不調が続く打線の中でも、堂林の覇気のなさは際立っていた。緒方監督から駄目なら降格と最後通告を受け臨んだオリックス戦。堂林は3打数無安打に終わった。
「彼は開幕1軍を狙う選手じゃない」と指揮官からも厳しい言葉が出る。
野村謙二郎前監督時代には守備の粗さに目をつむり三塁手、外野手として1軍で育成された堂林。しかし打てなければ守備の穴だけが残ってしまう。
開幕まで2週間を切ったタイミングでの降格に「堂林はやっぱり落ちちゃったか…」「ま、特別扱いはよくない」「もう少し頑張ってほしかったわー… 早く1軍に戻ってきてくれよー!」「褒めて伸びるタイプ、我慢して育つタイプがノムケン時代は台頭した。 緒方監督はこの逆の方針」など、現在の状態では仕方ないとする声が多かった。
一方で「堂林マジで気合入れろ。ファンはキツい事いっぱい言っているけどそれでも心のどこかでは期待してる」と、2軍で再調整し自分を取り戻してもらいたいと期待する声もある。
今年こそ悲願の優勝を目指す広島。若鯉の奮起はあるか。
《岩藤健》
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