フランスのnevo watch社はMWC 2015にて、“充電不要”のスマートウォッチ「nevo solar watch」を発表した。本体には同じフランスの企業SunPartner Technologies社が開発した、「光」を使った充電/通信技術を組み込んだ「Wypsis」対応パネルが搭載されている。
「Wypsis」はMWC 2015に出展する京セラが展示したタフネススマートフォン「TORQUE」のプロトタイプモデルも採用するもので、太陽光だけでなく室内灯でも充電ができるところを特徴としている。
nevo watchはアクティビティトラッキングやスマホアプリと連動した通知機能を内蔵するスマートウォッチで、同社がクラウドファンディングの「indiegogo」で資金を調達して、このほど3月に商品を発売することになった。ただし3月に発売されるのは光充電の機能を搭載しない方のモデルで、6月以降に光充電機能付のタイプが発売を予定している。価格は充電機能付のモデルが300米ドル。indiegogoでは海外配送料金+25米ドルで販売中だ。
nevo watch社はフィットネスギア「iMaze」を開発・販売するiMaze社と同じ、MED Groupのパートナー企業であり、フランスのリールに拠点を置きながらデザイン志向のフィットネス系ギアや、スポーツ・ヘルスケア用のセンサーを展開している。
同社がスマートウォッチを手がけるのは今回が初めての機会となるが、コミュニケーション・ディレクターのJoseph Casto氏は「アナログ腕時計の上質な質感にこだわったスマートウォッチであり、スイス製ムーブメントを搭載しているのが特徴」だと語る。アクティビティの記録は専用アプリでも管理できるようになる予定。
「Wypsis」の開発元であるSunPartner Technologies社もパネルを搭載するスマートフォン用のハードケースを出展。「色や柄などデザインを自由に変更できる点が特徴」であるという。現在日本のスマホアクセサリー製品メーカーともパートナーシップ構築にも注力している。
【MWC 2015 Vol.48】フランスから“充電不要”のスマートウォッチ「nevo solar watch」誕生
《山本 敦@RBBTODAY》