元イタリア代表で、現在は中国の広州恒大を率いるファビオ・カンナバーロ監督が、差し押さえられた自宅に許可なく入ったとして懲役10カ月の判決を受けた。
現役時代はセリエAやリーガ・エスパニョーラで活躍し、イタリア代表としても2006年のワールドカップ制覇に貢献した名選手は、2014年10月に脱税疑惑で別荘などを差し押さえられていた。
検察の主張によれば、カンナバーロは立ち入り禁止のステッカーを破り、差し押さえられた自宅に入ったという。またサッスオーロのDFで実弟のパオロ・カンナバーロ、ファビオの妻ダニエラ・アレノソも、今回の件に関与していたとし起訴されている。3人は上訴しており、最終的な結論が下されるまで処分は保留状態だと主張した。
カンナバーロは2014年11月に広州恒大の監督に就任し、現在はACLに参加中。3月18日には鹿島アントラーズとの試合も予定されていたが、果たしてベンチにカンナバーロの姿はあるだろうか。
《岩藤健》
page top