東京サイクルデザイン専門学校の自転車クリエーションコース第1期生卒業生による卒業制作展が、2月17日に東京・青山のスパイラルホールで開始された。
約30台の自転車が展示されているが、オーソドックスなダイヤモンド型のフレームデザインに囚われない個性的な作品が多い。例えば、通常市販されている自転車では当たり前の、シートからボトムブラケットをつなぐシートチューブが付いていないのだ。
卒業生のひとりに話を訊くと「どこかチューブを外すだけで未来的な感じがしませんか?」と返ってきた。確かにそうだ。シートチューブを取っ払った彼の作品は、そのシルエットだけでも未来を思わせてくれる。
近未来を舞台にしたSF映画に登場しそうな自転車が数多く展示されているが、生徒作品はぜんぶ実際に乗れることが前提で作られている。卒業制作展は2月19日まで。入場料は無料。時間は11時~20時(最終日は17時まで)。
《五味渕秀行》
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