アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)が2014年ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝したときに駆っていたロードバイクが、チャリティーオークションで1万5000ユーロ(約200万円)で落札された。
コンタドールのバイク「スペシャライズドSワークス・ターマック」のチャリティーオークションは、グランツール優勝バイクを個人が手に入れるまたとないチャンスとあって、アメリカ、ヨーロッパ、イスラエル、トルコ、シンガポール、日本と世界中から入札があった。
ティンコフ・サクソの公式サイト上で3000ユーロ(約40万円)でスタートしたオークションは、最終的にイギリス在住のスティーブン・ベネットさんが1万5000ユーロで落札した。
ベネットさん自身も熱心なサイクリストで「私は1980~90年代に初期のスペシャライズド・スタンプジャンパーによく乗っていて、夏休みにヨーロッパやさらに遠くへとサイクリングに出かけていた。とても幸せな日々だった。来年リタイアするので有名な山や美しい風景を再発見する素晴らしい機会だし、今回はアルベルト・コンタドールのSワークス・ターマックと、再びスペシャライズドのマシンに乗るのは願ってもないことだ。私の体調や健康を改善するためのすばらしい刺激となるだろう」と喜びを表している。
今後、このバイクはレースでも走行可能なようにメンテナンスされ、3月にイタリアで開催されるティレーノ~アドリアティコでコンタドールがベネットさんに直接手渡しし、乗り方についてのアドバイスも与える。
なお、落札金は全額、タンザニアのマトニョク孤児院に寄付され、孤児や恵まれない子どもたちの支援に使われる。ティンコフ・サクソは2014年11月のキリマンジャロ登山合宿で同孤児院を訪問していた。
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