元ロッテの渡辺俊介投手が9日、ベネズエラのウィンターリーグから帰国した。
元メジャーリーガーなども参加するウィンターリーグで、渡辺は6試合に投げ防御率2.91、1勝1敗。メジャーリーグのスカウトに猛アピールした。
渡辺は世界一低いとも言われるアンダースローを武器に、千葉ロッテや日本代表で長く活躍。昨季はメジャー挑戦を表明しレッドソックスのキャンプに参加したが、開幕ロースター入りは叶わず、退団し独立リーグでプレーした。
今季も目標はメジャーの舞台。阪神も獲得に興味を示していたが、あくまで海外挑戦にこだわる。
38歳でも未だ夢を追い続ける渡辺には「もうだめかと思ってたけど頑張っているのだね」「どうにか1度だけでも大リーグで投げる機会が訪れてほしい」「メジャーまで這い上がれるといいな…応援してる」と、限界まで挑戦してくれと後押しするファンの声が多い。
「後半はかなり調子が良かったみたいなので、これからさらに楽しみ」ウィンターリーグ最終週に週間MVPを獲得した渡辺には、まだできると期待する声もある。
「いずれマリーンズにコーチとして戻ってきて欲しいなあ」など、指導者として再びロッテを日本一にする期待も掛かる渡辺。今年はアメリカにこだわらずメキシコなども視野に入れて所属先を探すが、世界の野球を肌で感じるのは大きな財産となるだろう。
《岩藤健》
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