昨シーズンのオフ、ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)が2016年シーズン終了後に引退すると報道された。今オフのチーム合宿を終えたカンチェラーラは、チーム公式サイトのインタビューにこたえ、噂される引退についてもコメントした。
ツール・ド・フランスをはじめ、ツール・デ・フランドルやパリ~ルーベなどクラシックレースでも活躍したスイスを代表するロードレース選手カンチェラーラも、2015年3月には34歳となる。
--まずはじめに、いまの調子は?
FC(ファビアン・カンチェラーラ)「本当にいいよ。なにも不満はない。すべてがスケジュール通りだ。合宿中の天気はパーフェクトで、雨も降らなかった。やることはたくさんあったけど、おかげで楽になったね。ミーティングもたくさんしたけど、すべていい話し合いだった。トレーニングは主に基礎を上げて、ベースを作ることだった」
--2016年にキャリアを終えるとすると、あと2シーズンしかない。どんな気持ちですか?
FC「恐れてはいない。より考えるようになっている。僕はただすべての瞬間を楽しみたいんだ。僕が勝ちとったもの、持っているものは、誰も奪えない。何のプレッシャーもないよ」
--この仕事の最もつらいところは?
FC「もちろん、家族、友人、家から離れることだ。年をとるにつれて、だんだんとつらくなっている。若い選手はよりエゴイストで、ロードをたくさん走る生き方に対処できるんだ。さらに、次の人生があることも忘れてはいけない。それはプロ選手としての人生より長いんだ。年をとるほど、そのことを考えるんだ」
--2015年のプログラムは
FC「いつもと同じスタートになるだろう。中東、イタリア、そしてベルギーのクラシックだ」
--クリスマスの予定は?
「家族と過ごす時間だ。一緒に食事し、座って、プレゼントを開けて、ただクリスマスを楽しむよ。この時期はいつも1、2日は楽なトレーニングをしている。そして25日はバイクに乗らないんだ」
《》
page top